保育：コロナ休園。
いや、にっくきコロナ！
コロナ休園中です・・・。
身近にコロナはいます。本当に。
＜初の休園＞
まだまだ遠い存在だと思っていたコロナ。けれどそれは確実にゆっくりと近づいていたんです・・・。
保育をする場なので、やはり密を防ぐなんて無理だし、小さい子どもは冬の時期、鼻水も出るし、咳も出る。マスクをしていても防げるものではない。
それは行事の時期でした。
発表会があって、みんなで悩みましたが、劇、合唱など行うことに。ただ、保護者は入れず、動画配信ということにしたんです。
当日は無事に過ぎたのですが、しばらくして、こどもが陽性との連絡。
本当に大変だった。その子に関わった子達の洗い出し、先生は？それから・・・。
消毒は？
その頃はまだ、保健所も対応が早く、休園の判断も早かったような気がする。
次の日から休みとなった。
保護者から連絡が届く。職員ですか？子どもですか？
そんなの言えるわけない。園関係者です、としか言えなかった。
自分が当人だったら、どう思うのか。
一つずつ丁寧に説明して、いつもの保育以上に疲れた気がする。
保育は休みになったが、保健所から配られたキットを、それぞれの家庭に配りに行く。手袋をつけて、近所に気づかれないように静かに。
初めての検査と言うことで、丁寧に説明。やり直しなんて嫌だもんね・・・。
私が担当した家庭はみんな、先生も大変だね、ありがとうございます。
先生も気をつけてね、と声を掛けてくれた。
次の日は、それを回収していく。
結果は数日後。
今回は全員陰性です。奇跡だ・・・。
もうやりたくない、そう思った。
＜コロナ休園後＞
それから、室内を消毒したり、おもちゃを消毒したりした。子どもたちの体調にもいつも以上に気をつけることにした。そのために、毎日の検温は必ず。もちろん職員も、その家族も。
感染者が増えるたび、話題はコロナのこと。いや、もっと話さなければいけないこと、あるんじゃないのか？そう思った。
＜再びの休園＞
もういつ来てもおかしくないような状況が続いていた。関係者の家族がなる、保護者が検査対象、濃厚接触者・・・。
陽性者が増え、３桁になった頃、また休園となった。今度は職員。申し訳なさが伝わってきて、大丈夫としか声がかけられなかった。もちろん電話越し。
その頃には陽性者が多く、保健所の対応も遅くなってきた。どうしたらいいかの判断に一日かかる。朝に休園になるだろうことがわかっていても、何も言わず受け入れなくてはいけない罪悪感。
結局昼にも連絡はなく、いつも通りの保育を続ける。だいたいの濃厚接触者になるだろう人は、なんとなく前回のことでわかるので、そこは気をつけていた。でもエアゾールだのなんだのと、危険なところはたくさんあって、それもどうしようもなく、子どもたちに申し訳ない気持ちになる。
夕方、ようやく保健所から連絡がある。明日から休園。早めに迎えに来る保護者達。そりゃそうだ、少しでも危険な場所から子ども達を離したいよね。本当に申し訳ない。
職員にも濃厚接触者がいるので、一部の職員でその後の対応を行う。キットの配布も、今回は保育園に取りに来てもらうこととなった。
マスク二重、手袋、保護エプロン・・・。ここはどこの世界だ・・・？
検査結果は陰性。奇跡って何度も起こるんだ・・・。
でも偽陰性という言葉があるので、本心では信じてない。だって、咳も鼻水もすごい子いたし、熱出してた子もいたんだから。
＜そして今＞
再度休園・・・。
もう慣れたものだけれど、働く親にとっては、何度も何やってるの？と思うところがあるようで、何個か意見ももらいました。
でも、やれることはやっているし、正直職員がなったわけではないこともあるので、言われても困る。。。
こっちも頑張っている、そう言いたい。
何が良くて、何がダメだったかなんて、本当にわからなくて、結果こうなったのだから、いけないところもあったんだろうと思う。
自分も家庭があるので、正直怖いし、収入の面で心配なければ、辞めたいくらいに思っている。それは、今の職場の内容にもあるけれど、結構このコロナのことも大きい気がする。
そんな思いを持っている人、たくさんいるだろうな。。。
